診療科目
胃腸科
胃腸科では、消化器系の疾患に対する診療を行っております。
具体的には、以下のような症状や疾患に対応しています。
- 胃炎・胃潰瘍胃の痛みや不快感、胸やけなどの症状に対する診断と治療。
- 逆流性⾷道炎⾷道への胃酸逆流による胸やけやのどの違和感の治療。
- 大腸疾患大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などの診断と治療。
- 過敏性腸症候群(IBS)腹痛や便秘、下痢などの腸の機能的な問題に対する治療。
- 肝臓・胆のう・膵臓の疾患肝炎、胆⽯症、膵炎などの診断と治療。
検査科目
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
このような症状の方へ
大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡(カメラ)を挿入して直接腸の内腔を観察出来るためレントゲンに比べて見落としや誤診が少なく、また病変があった場合には粘膜を少し採取(生検)して細胞検査を行えます。
特にポリープや炎症、がんの早期発見に役立ちます。また大腸ポリープがあった場合にはその治療も同時に行えると言う利点があります。
検査の目的
- 大腸がんの早期発⾒大腸がんは早期に発⾒することで治療の成功率が大幅に向上します。
- 大腸ポリープの検出・除去ポリープは良性のことが多いですが、放置するとがん化するリスクがあるため、早期に発⾒して切除します。(⽇帰り大腸ポリープ切除術)
- 炎症性腸疾患の診断潰瘍性大腸炎やクローン病などの診断に役⽴ちます。
- 原因不明の腹痛や出⾎の原因究明原因不明の腹痛や下⾎の原因を調べるために行います。
検査日時
⽉・⽔・⾦の14:00〜16:00
予約方法
来院もしくはお電話でご予約ください。
食事のご注意
検査⾷や下剤など前処置のお薬をお渡しした上でご説明いたします。
検査⽇の1週間ほど前に受診して下さい。
費用
大腸内視鏡検査(観察のみ)約8,000円
大腸ポリープ切除術約25,000円〜30,000円
病理検査(細胞検査)約2,600円(1臓器につき)
使い捨てシーツ1〜3枚2,000円〜3,000円(実費)
その他診察料、処⽅箋料(お薬が出た場合)
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
このような症状の方へ
胃カメラ(胃内視鏡検査)は、内視鏡を用いて、⾷道、胃、および⼗⼆指腸の内部を直接観察する検査です。内視鏡の先端には⼩型のカメラが付いており、⾼精度の画像をリアルタイムでモニターに映し出します。(患者様にも検査中に御覧いただけます)この検査は、胃や⾷道の病変を早期に発⾒・診断するために⾮常に有効です。
検査の目的
- 胃がんの早期発⾒胃がんは早期に発⾒することで治療の成功率が大幅に向上します。
- 胃潰瘍・⼗⼆指腸潰瘍の診断潰瘍の有無やその状態を確認します。逆流性⾷道炎の診断:⾷道への胃酸逆流による炎症の有無を確認します。
- 原因不明の腹痛や吐き気の原因究明上部消化管の異常を調べます。
- ピロリ菌感染の検査ピロリ菌の感染を確認し、必要に応じて除菌治療を行います。
検査日時
⽉〜⼟の8:30〜9:30
予約方法
来院もしくはお電話でご予約ください。
食事のご注意
検査⾷や下剤など前処置のお薬をお渡しした上でご説明いたします。
検査⽇の1週間ほど前に受診して下さい。
費用
3割負担の場合1,600〜4,000円程度
腹部エコー検査
このような症状の方へ
腹部エコー(腹部超音波検査)は、腹部の臓器や組織を画像で観察するための非侵襲的な検査です。この検査では、高周波の音波を使い、リアルタイムで内部の状態を確認します。
病気の早期発見:腫瘍の形や大きさ、血流の状態や結石、炎症の有無を確認します。
腹部の痛みの原因特定:痛みの原因を特定するために役立ちます。
検査:患者様は横になり、ジェルを塗った探触子を使ってお腹をなでるように動かします。通常10〜20分くらいで済みます。
結果:検査後、すぐに医師が結果を説明できます。
安全性:腹部エコーは痛みがなく、放射線を使用しないため、安全性が高い検査です。
検査の目的
- 肝臓の病気(脂肪肝、肝硬変、肝腫瘍など)
- 胆⽯や胆のう炎
- 膵臓の病気(膵炎、膵腫瘍など)
- 腎臓の病気(腎結⽯、腎嚢胞など)
- 腹部大動脈瘤
- その他の腹部内臓の異常
検査日時
⽉〜⼟の8:30〜9:30
予約方法
来院もしくはお電話でご予約ください。
食事のご注意
検査当⽇の朝は絶⾷です。前⽇の⼣⾷は9時までに済ませて下さい。
少量の⽔は飲んでいただいても結構です。
費用
3割負担の場合1,590円
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)検査
ヘリコバクター・ピロリ菌検査では内視鏡検査を必要とする⽅法(胃粘膜内の細菌培養を行う/ピロリ菌の酵素ウレアーゼを計る)と、内視鏡検査を必要としない⽅法(⾎液、尿、便中のピロリ菌の抗体や抗原を計る/尿素呼気試験を行う)があります。除菌療法終了4週間後に再度内視鏡検査を行い、潰瘍の治り具合を観察するとともに上記と同じ⽅法でピロリ菌の有無を調べます。あるいは尿素呼気試験により判定します。
次のような⽅が検査対象(保険適応)となります
- 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けて、胃潰瘍や慢性胃炎を指摘された⽅
- 過去にピロリ菌の除菌治療を受けたが、判定を受けていない⽅
- 過去にピロリ菌の除菌治療を受けたが、結果が不確かな⽅
※⾃費診療(検診)であればいつでも検査を受けることができます
検査日時
⽉〜⼟の9:00〜11:30
予約方法
来院もしくはお電話でご予約ください。
食事のご注意
朝⾷を⾷べずに空腹でお越しください。
検査時間
約20分
費用
尿素呼気試験約1,450円
⾎中抗体検査約800円
その他の検査
このような症状の方へ
- 便潜⾎検査便中に微量の⾎液が含まれているかを検出するための検査です。この検査は、消化管の出⾎を早期に発⾒し、大腸のがん、大腸ポリープ、潰瘍、炎症性腸疾患などの診断に役⽴ちます。便に目に⾒えない微量の⾎液が潜んでいる場合でも検出可能であるため、⾮常に有用です。
- ノロウイルス検査患者様から便を採取し、迅速診断キットを使って便中のノロウイルスを確認します。10~20分で結果が分かります。ただし保険適応ではありませんので2,500円ほどの費用がかかります。
検査日時
⽉〜⼟の9:00〜11:30
予約方法
予約は不要です。
食事のご注意
制限はありません。
検査時間
便潜⾎検査は提出して頂いてから2⽇後に結果でわかります。
ノロウイルス検査は迅速キットの場合は検査後10~20分でわかります。
費用
便潜⾎検査3割負担の場合330円
ノロウイルス検査 約2,500円